本日、診療所の消防用設備点検のため、業者の方が4名来られました。消防署から、毎年点検結果を報告してくださいとの指示があり、業務を委託しました。以前の診療所では、マンションの店舗だったので、一斉に行われていました。不特定多数の方(患者)が来られるので、防火訓練と点検の報告が必要なのだそうです。
点検作業は、昼休憩の時間を利用して行われます。まずは、火災受信機の中を調べておられました。防火管理者の理絵先生が、業者さんに説明を受けていました。私は、器械のことは全くちんぷんかんぷん???裏側を見ただけで、「なにこれ~?」って言いそう・・・
業者の方も、
「使い方わからないでしょう?ちょっと馴れないと難しいですよね。」
と、おっしゃってくださいます。とりあえず、自動火災報知機などの機械が、正常に機能しているかどうかを調べられます。
「えっ?!押入れの中にまで、火災警報器があるんですか?」
各部屋だけだと思っていたら、階段下の納戸に中にまで、住宅用火災警報器って付いているんですね。ほんとにビックリです。3年間全く知りませんでした。さすがにへーベルハウスはきちんとしている・・・というのが、実感です。見えないところにまで、気遣いが溢れているのですね。
消火器の点検もされます。きちんと使いやすい・わかりやすい位置に設置して、スタッフ全員にも周知してもらわないといけませんね。何事も起こってからでは遅いです。ここでは、あまり火を使うことはありませんが、火事の原因は、夜中、人の居ないときにコンセントから発火することが多いそうです。いろんなことを想定しないといけないのですね。
業者さんの話では、火災が起こった時は、灰色の煙ではなく「黒煙」のほうが、一酸化炭素がたくさん含まれている為、目・口・鼻や脳の機能が一瞬にして失われてしまう。それで逃げ遅れて焼け死んでしまうとか。だから、避難誘導の時には、鼻や口にタオルやハンカチを当てたり、自分の袖で覆ったりして逃げるように、指導することが必要だそうです。
避難誘導灯は、下にあるボタンを押すとチカチカと点滅して、アナウンスが流れるようになっています。そんな仕掛けすら知りませんでした。ただ、夜中も電気が点いているだけだと思っていました。今回の設備点検では、機械のことを知るきっかけとなり、とても良かったです。
おかげさまで、点検は「異常なし」ということで、1時間半くらいで終了しました。きっちりと確認作業をするのは、意外と大変ですね。毎日見ている設備であるのに、使い方も何も知らない、いえ、知ろうともしてなかったことに気づきました。
消防用 報知設備に 知らんぷり(笑)