歯周炎菌の一部は悪玉コレステロールを血管壁に付着させる可能性があり、このため血栓を作り動脈硬化を進行させるそうです。当然、この血栓と動脈硬化が心筋梗塞などの重大な病気につながるわけです。
これは女性の健康と出産にも大きな影響を与えます。
月経時や妊娠期にさかんに分泌されるエストロゲンという女性ホルモンがありますが、歯周炎菌はこのエストロゲンを栄養にして体内で増えつづけ、悪さを働きます。とくに歯周炎の女性が妊娠すると、歯ぐきの健康な人に比べて未熟児出産や早産を起こす確率が非常に高まると言われています。
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