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歯の豆知識

3Mixとは?


むし歯は、口の中にいるミュータンス菌など様々な細菌が、食べかすなどから酸を作り、酸が歯を溶かすことで起きます。ですので、むし歯部分にはびこる細菌を退治すれば、歯を削らずにむし歯の進行を抑え、歯の持つ自己修復能力により、元の歯に戻すことができるはずです。このことに基づいた治療法を「3Mix」と呼んでいます。これは、細菌を殺す3種類の抗菌薬のこと表しています。

歯は、表面の硬い「エナメル質」、その下の「象牙質」、血管や神経が走る「歯髄」 の三層構造。
むし歯がエナメル質にとどまっているうちは痛みはないが、象牙質まで進行すると痛みが出ることがあります。象牙質は「象牙細管」という細いチューブが集まってできていて、歯髄の神経につながっています。象牙質に達したむし歯の治療では、むし歯で色が変わった部分を削り、そこを消毒液で殺菌して金属などを被せるのが一般的です。しかし、細管に潜む菌まで完全に殺すことは難しく、しばらくたつとむし歯が広がり、再び歯を削るケースが多くみられます。

若い時はむし歯で歯を抜くことが多いけれど、高齢者では歯周病で抜くことが多いと考えられていました。しかし最近の調査で、高齢者でもむし歯で抜くことの方が多いことが分かってきました。命ある限り、自分の歯で食べたいものです。たかがむし歯と侮らず、しっかり治療しましょう。もちろん、その前に予防が大切ですよ!

3Mixは、この弱点を克服する手法。むし歯部分に抗菌薬を塗り、樹脂などでフタをすると、薬で細菌が死滅します。むし歯で破壊された部分にカルシウムが沈着し、約1年後には象牙質部分が元のような状態に回復します。
一度処置すれば、抗菌効果は長期間続きますので、従来の常識を一新する手法ともいえます。

「削って詰める」が当たり前と思われていた歯科治療に転換を迫る治療法といえるでしょう。

 

当院でも3Mixによる治療をおこなっております。


3Mixとは、長年新潟大学の岩久教授らによって研究がおこなわれ、高い成果をあげているものです。また、この薬はムシ歯菌によく効く3種類の抗生剤と抗菌剤をドクター自らが調合して作ります。混和後の有効期間が短いために、鮮度が要求され頻繁に新しく調合していく必要があります。それぞれの薬の安全性は確認されており、副作用がおこった例はいまだに報告されていませんのでご安心ください。
なるべく歯を削らずに治療できるよう、効果的に3Mixを使用していきたいと思います。

 

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