日本の歯科医療保険の適用範囲は、世界中の中で最も幅広いのです。
インプラント、審美医療、特殊医材薬、医療器材を除けば、基本的な歯科治療はすべて保健医療でまかなえます。それでいて、GDP比における国民府負担率は、先進国内では最も低い水準です。
これを可能としているのは、保険歯科医療給付費用が信じられないぐらい低く押さえられているからです。
例えば保険の入れ歯、保険の冠・ブリッジ等は、米国やヨーロッパの国々のそれと比較して5分の1〜10分の1に抑えられています。
インプラント、メタボン(陶材冠)、歯科矯正等の自費診療の費用は、欧米のそれと同じぐらいの費用です。歯科医療を提供する側からすれば、保健医療においては、手間隙をかけた丁寧な仕事はやりづらいことに違いありません。
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