親子いっしょにトラブルのないクリーンなお口の中の環境をつくりましょう!
●毎日の習慣である歯みがきの基本
1.まずは道具から!
●子どもの歯ブラシ選びのコツ
毛が硬すぎず、適度なやわらかさがあるものがGOOD!歯ブラシ選びはいちばん大切なポイント。
いくらキレイにみがこうとしても、まず歯ブラシが自分に合っていなければ上手にケアできません。まず、子どもの歯ブラシの場合、毛が硬くない適度なやわらかさのものを選びましょう。束の1本1本の毛の密度が高いものがベスト。そのほうが、汚れをかき取りやすくなります。
また、えんぴつ持ちをして握りやすい太さのものを選んでください。子どもの手に歯ブラシを実際に持たせてみて、グリップが細すぎない、握りやすい太さのものがよいでしょう。
2.力を抜くのがポイント
●歯ブラシの持ち方
歯ブラシはえんぴつ持ちするのが基本。そうすることで、みがく際に余分な力が入り過ぎないようにすることができます。歯みがきは力で汚れをはじくのではなく、歯ブラシの毛先で汚れをかき出すため、力をあまりかけなくても大丈夫です。
よくやりがちな、手でギュッと握る歯ブラシの持ち方は、力が入りやすくなるので避けてください。ゴシゴシみがくのはNGです。
3.みがき方に悪いクセがついていない?
●歯みがきのポイント
・みがく順番を決めてみがき残しを防ぐ
例えば、右利きの人は左側の歯ばかりみがくなど、歯みがきは、みがき方にクセが出やすくなります。
すると無意識にみがきにくいほうをみがかなくなってしまうことも。みがき残しを防ぐためには、図のように歯並びのアーチ型にあわせて、まずは下の歯の前側、次に下の歯の後側、上の歯の前側、上の歯の後側と順番を決めて歯みがきを。ランダムにみがくのはみがき残しの原因に。
・むし歯になりやすい歯間はフロスを習慣に
歯ブラシでは取れきれないのが歯と歯の間の汚れ。ここはむし歯になりやすいポイントのため、1日1回フロスでの掃除を習慣にするとよいでしょう。子供の場合、まだ乳歯で歯がくっついていないところはやらなくてもOKです。
4.ちゃんとできたかチェック!
●仕上げみがき
子どもはまだ手先が器用でないため、どうしてもみがき残しがあります。できれば8歳ぐらいまでは親が仕上げみがきをしてあげるといいでしょう。
親子のコミュニケーションの時間にもなります。特に永久歯の生えはじめのときは、歯の溝が深くなっているため、ここがむし歯になりやすくなります。子どもが歯をみがいた後は、みがき残しがないかしっかりチェックし、正しい歯みがきのトレーニングを。
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