2002年6月号
親知らずって何?!~あるとないでは大違い~
親知らずとは
前歯の真ん中から数えて
2番目まで→切歯
3番目→犬歯
4・5番目→小臼歯
6・7・8番目→大臼歯
と呼び、この第3大臼歯(大臼歯の一番奥)を親知らずと呼んでいます。通常は18~22歳頃に出てきますが、まれに30~40歳頃に出てくることもあります。 名称の由来は、昔、親が亡くなってから出てきたためだと言われています。
親知らずは、なぜ痛い?
むし歯でもないのに、なぜ親知らずは痛いのでしょうか?色々なパターンがありますが、特に親知らずが歯肉を押し分けて出てくる時に歯の上にある歯肉が、上のアゴの歯に噛まれて傷ついたりすることが多いようです。また、歯の周りに汚れがたまっていたりすると、細菌感染により炎症を起こし智歯周囲炎なります。こうなると口が開かなくなったり、熱が出たりして痛むようになります。
親知らずは抜いた方がいい?
現代人のアゴの骨は進化して小さくなっています。しかし、歯の大きさは昔の人とあまり変わってはいません。ですから、一番最後に出てくる親知らずはスペースが狭く正常には出てこない場合が多いのです。一部分だけ頭を出しているだけであったり、斜めに傾いて出たり、アゴの中で水平になったままのこともあります。このような状態になると、むし歯・智歯周囲炎・歯並び悪化・顎関節症の原因となります。本来、歯はなるべく抜かずに残したいのですが、残しておいても百害あって一利なしなのです。たとえ抜いても通常の生活や食事には全く影響はありません。
親知らずワンポイント
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磨けません!
どんなに一生懸命磨いても、親知らずには歯ブラシが届かないのです。したがってむし歯や歯周病になる可能性が高くなります。
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むし歯になる!
汚れがたまることによって、親知らずもその手前の歯もむし歯になります。
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炎症をおこす!
親知らずが出てくるスペースがない場合には、変な方向に向かって出てくることが多く、歯肉がかぶったままになり炎症を起こしやすくなります。
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歯槽膿漏になる!
虫歯、合わないつめもの、かぶせもの、歯周病、舌苔(ぜったい)、義歯、唾液分泌の低下
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口臭の原因になる!
親知らずの周りに汚れがたまることによって、手前の歯の骨を溶かし歯槽膿漏(しそうのうろう)になります。
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歯茎を噛む!
上の親知らずが出てくると、下の歯ぐきを噛むようになり炎症や腫れの原因になります。
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手前の歯の根を溶かす!
手前の歯の根を押した場合には、その押された歯の根は溶けてしまう場合があります。
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歯並びを悪くする!
親知らずが手前の歯を押すことによって、歯並びを悪くする場合があります。
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顎関節症になる!
親知らずが手前の歯より出てくると、アゴの動きを邪魔するようになります。そうなると、アゴの病気である顎関節症となります。
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アゴの骨折の原因になる!
親知らずがアゴの深いところに埋まっていると、何らかの外力(転んだ・殴られたなど)が加わった時に、アゴの骨折が起きることがあります。