歯の生え始めの頃から、親御さんに「お子さんの歯を守るためには、どうしたらいいのか」を知っておいていただくために、当院では年に3回、乳幼児対象の親子教室を無料で開催しています。 何気なくしている習慣や癖が、実は虫歯や歯並びに大きく影響しているかもしれません。
日程や内容などの詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
診療内容
我が子を虫歯にしたくないと、嫌がられながらも必死で歯磨きされている親御さんは、多くいらっしゃることでしょう。
小児歯科では、お子さんのお口を健康で美しく育てることを目指し、成長に合わせた虫歯の治療や、歯並び・噛み合わせの治療、そして予防にも力を入れて診療を行っています。
幼少期からきちんとケアを習慣化することで、お子さんに、将来、しっかり噛める健康な歯と、笑顔を素敵にしてくれる美しい歯並びをプレゼントしてあげることができます。ぜひプロフェッショナルな歯科サポートを受けてみてください。
当院の小児歯科の特徴
1. お子さんの気持ちに寄り添った診療
早い時期からのケアは重要なのですが、無理強いして、歯医者さんが「怖い!痛い!行きたくない!」場所になってしまっては困りものです。
当院では、お子さんの気持ちに寄り添い、まずは診療室や器具、先生たちに慣れてもらうところからスタートしています。そして、お子さんのできたことを褒めながら、徐々に自らの意思でお口を開けられるよう、優しくサポートしていきます。
また、頑張ったお子さんへのご褒美やキッズスペースなども備え、楽しく通院いただけるよう工夫しています。焦らずにゆっくりと進めていきましょう。
2. 親子教室を無料で開催しています
3. 中津小学校の校医を父の代から40年以上勤めています
当院は、中津小学校の校医を父の代から40年以上勤めさせていただいております。また、近隣の保育園でも園児の定期検診を行っていますので、お子さんの対応や治療に、豊富な経験と実績があります。アドバイスさせていただけることも多くありますので、お口の悩みや疑問点など、何でも気軽にご相談ください。
乳歯の虫歯
「乳歯は虫歯になっても、生え変わるから大丈夫」そのように勘違いされていないでしょうか。
乳歯の虫歯は、永久歯に大きく影響します。ひどくなった乳歯の虫歯を放っておくと、生える準備をしている下の永久歯の根に悪影響を及ぼしたり、きちんと決められた位置に永久歯が生えてこず、歯並びが悪くなることがあります。良く噛むこともできなくなるため、顎はもとより、身体や脳の発育不全にも繫がっていきます。
また、虫歯は感染症なので、虫歯の乳歯があるお口に、抵抗力の弱い新しい永久歯が生えてくれば、当然永久歯が虫歯になるリスクは高まります。
そのため、特に生え変わり時期においては、早期発見、早期治療がとても大切になってきます。ところが、乳歯の虫歯は大人のように黒くなく、白濁した虫歯であることが多いため、気づきにくいのです。また、エナメル質が大人の半分程の薄さしかなく、柔らかいため、進行を早めてしまいがちです。
なお、当院は無痛治療を導入しており、大人の方同様、お子さんにもできる限り痛みの少ない虫歯治療で「痛くないから怖くない」と感じてもらえるよう努めています。
子供の予防歯科
生え始めの歯は非常に抵抗力が弱く、虫歯菌によって一度溶かされると、大人よりも早く進行してしまいます。
お子さんがいつまでも健康な歯で過ごせるよう、親御さんが虫歯を予防する正しい方法をきちんと理解して、絶えずケアしてあげることが大切です。
症状が起きる前にしっかりと予防するためにも、3〜4ヶ月に1回の定期検診を受けられることをおすすめします。
唾液検査(サリバテスト)
実は虫歯のなりやすさは、人によって異なります。この検査で、歯を守る力、虫歯の量、食事の習慣などの観点から、お子さんの虫歯のなりやすさを分析し、今後どのように予防に取り組むべきかを考えていきます。
フッ素塗布
フッ素には歯質を強化したり、歯の修復能力である再石灰化を促したり、虫歯菌が酸を作るのを抑制したりする効果があります。特に生え始めの歯ほど吸収されやすいため、子供の虫歯予防には大変有効です。
フッ素はミネラルの一種で、自然界の食べ物にも含まれているのですが、虫歯を予防する場合、食事から摂取するだけでは不充分なため、フッ素塗布で補うことが有効とされています。
また現在は、市販の歯磨き剤のほとんどにフッ素が配合されていますが、低い濃度に設定されているため、効果をアップさせるためには、歯科医院での定期的なフッ素塗布も併用することをおすすめします。3〜4ヶ月に1回、定期検診の際に行うのが理想的です。
シーラント
乳歯や、生え変わったばかりの永久歯の奥歯は溝が深く、歯ブラシが届きにくいため、虫歯になりやすい部位です。
シーラントは、この奥歯の溝をあらかじめレジンという白いプラスチックの歯科素材でコーティングすることで、プラーク(歯垢)の付着を防いで虫歯を予防する方法です。歯を削る必要は一切ありません。
歯磨き指導
子供の時期に正しい歯磨きの仕方を身につけておけば、大人になっても虫歯を予防できる習慣が作られます。
歯科衛生士と一緒に楽しみながら、お子さんが歯磨きを好きになるよう、効果的なブラッシング法を丁寧に指導します。
食生活・生活習慣指導
甘いもの好きにしない、だらだら食いをさせない、食後はすぐにお口の中を清潔にするなど、ポイントを押さえれば、虫歯になりにくい丈夫な歯を作ることができます。こちらも詳しくお教えします。
子供の歯並び
子供のうちは虫歯だけでなく、歯並びや噛み合わせにも注意が必要です。実際、子供の歯に関するご相談は、虫歯のよりも歯並びや噛み合わせについての方が多くなってきています。
指しゃぶりや口呼吸などの習慣も悪影響を与えてしまう可能性があるので、少しでも気になることがあれば、どうぞお早めにご相談ください。
メッセージ
大人には我慢できる治療も、お子さんにとっては大変なことです。終わった後は「頑張ったね!」とたくさん褒めてあげてくださいね。
そして最後に…
毎日の子育てに追われて、ついついご自身の歯のことは後回しになっていませんか。当院へは赤ちゃん連れでもご遠慮なくお越しいただいて結構ですので、どうぞご自身のお口の健康も大切になさってください。