2003年7月号
よく噛んで味覚を鍛えよう~元気な体づくりのために~
味覚はどこで感じる?
味の基本は、甘味・塩味・酸味・苦味・うまみ、の5つと言われています。そのほとんどは舌の表面やのどで感じているのですが、実は味覚は精神状態や疲労によっても変わってくるのです。あるホテルのコックさんは、以前、料理長に「朝、出社前に奥さんとケンカをするなよ」とよく言われていたそうです。それは「イライラした気分で料理をすると味付けが塩辛くなる」からだそうです。自分ではいつもと同じ味のつもりでも、自然と濃くなってしまうのですね。
味覚を鍛えるためには?
- 同じものだけ食べていると、何がおいしいのかもわからなくなるので、とにかく色々なものを食べてみること!
- 素材本来の味を知るために、とにかく「よく噛む」ことが大事です。よく噛むことで、甘味の中の微妙な酸味といったものが分かってくる。
- 微妙な味を識別するため、食事の前にできるだけ口の中を味がない状態にしておく。(→食前にはコーヒーやアメのような刺激の強いものを食べない)
コンビニなどの季節感のない食生活ではなく、できるだけ季節の野菜や果物をよく味わって食べることで、より一層の満足感を得ることができます。同時に、季節の変化にも対応できるような栄養素も摂取できますので、さらに健康な体がつくられます。これからの夏に向け、のどごしの美味しいビールを飲むためにも、ぜひ味覚を鍛えておきましょう!
あなたの明日の幸せのために~院長より一言
6月4日は「虫歯予防デー」であり、歯の衛生週間でもあります。
この機会に歯の定期検診をうけて、きちんと治療をし
「しっかり噛んで美味しい食事」ができるようにしておきましょう!