2009年6月号

入れ歯の話(安定編)

入れ歯

入れ歯のかみ合わせが良くなると、日常生活が快適になります。

入れ歯がぴったり合わないと

  • ものが良く噛めなくなることがあります。
  • 消化吸収能力が低下したり、胃に負担がかかることがあります。
  • はっきりと発音ができなくなることがあります。
  • 頭痛・肩こり・腰痛など全身の痛みに悩むようになることがあります。

快適な生活のために、入れ歯をしっかりと安定させましょう。

入れ歯を安定させるポイント

  1. 歯科医でないとわからないことがありますので、必ず歯科医の定期検診を受けましょう。
  2. 自分で削ったり、曲げたり調整しないようにしましょう。結果的に入れ歯の変形で噛み合わせが悪くなります。
  3. 上手に入れ歯安定剤を使いましょう。

安定剤の種類

  • クリームタイプ
    • 粘着性が強く、入れ歯がぴったりと歯ぐきにくっつきます。
    • 唾液などの水分を含んで粘着性を発揮し、入れ歯を安定させます。
    • 徐々に溶けてなくなることもありますが、成分はほとんど吸収されず体外に排出されます。
  • パウダータイプ
    • パウダーなので、ほとんど違和感なく入れ歯を安定させます。
    • 唾液などの水分を含んで粘着性を発揮し、入れ歯を安定させます。
  • クッションタイプ
    • 適度なクッション性で、入れ歯が歯ぐきにあたる際の痛みも緩和し安定させます。
    • 2~3日連続して使用可能です。
    • レジン床の総入れ歯に使えます。(※金属床には使用できません)

※安定剤は一時的に安定させるものです。不安定になってきたと感じたら、お早めにご相談ください。