2012年10月号

インプラント・入れ歯・ブリッジの違い

インプラント・入れ歯・ブリッジの違いとは

「歯が1本無くなった。さあ、どうしよう?!」

抜けたまま放置すると、噛みにくいだけではなく、その隙間を埋めるように歯が寄ってきて、歯並びや噛み合わせが歪んできます。

自分の歯を失った時の治療法として関心が高まっている「インプラント」。他の治療法として広く行われている「入れ歯」や「ブリッジ」との違いについて、簡単にまとめました。

インプラント

歯が抜けた部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。

長所

  • 周囲の歯に負担をかけない
  • 固定されているので、自分の歯と同じようにかめる

短所

  • 自由診療なので、費用の負担が大きい
  • 治療期間が長い
  • 骨の状態によっては、できない場合がある
  • 医療機関によって技術レベルに差がある
入れ歯

人工歯を他の歯に金具で固定する治療法です。

長所

  • 取り外しができる
  • 健康な歯を削らなくて良い
  • 保険適用なので、費用が安め
  • 治療期間が短い

短所

  • 支えている歯が歯周病や虫歯になりやすい
  • 食べ物を食べづらく、食感が悪い
  • しゃべりにくい
ブリッジ

抜けた歯の両隣にある健康な歯を削って、そこを土台に人工歯を橋のようにかける治療法です。

長所

  • 治療期間が短い
  • 保険適用なので、費用が安め
  • 骨の状態が悪くてもできる

短所

  • 支えている歯が歯周病や虫歯になりやすい
  • 歯がない部分の骨がやせる
  • ブリッジを支えるための両隣の健康な歯を大きく削る必要がある