2015年10月号
気になる口臭の原因は?
一度気になりだすととても気になる!
口臭は、ニンニクなどの食べ物だけでなく、口の中のトラブルや全身の病気が原因になっていることもあります。 おしゃべりを楽しんだり、第一印象をよくしたりするためにも防ぎたいものです。
原因1●食物が臭いの元
時間がたてば消えるので心配ありません。 臭いが残りやすい食べ物
◆アルコール ◆たくあん ◆納豆・干物 ◆ニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウ
原因2●全身の病気が臭いの元
糖尿病の場合、特有の甘酸っぱい臭いがして、病気に気づくという場合もあります。
また、胃腸が弱かったり、鼻づまりによる口呼吸で口臭がすることも。病気が原因の場合は、その病気を根本的に治療してはじめて消すことができます。
原因3●口の中が臭いの元
口臭の原因の85%は、口の中にあります。
1.歯垢
通常食後2時間ほどで歯垢は分解され、臭い始めます。歯垢による口臭を防ぐには、歯磨きが一番です。 外出先などで歯磨きができない時は、水やお茶でのうがいが多少効果的です。
2.虫歯や歯周病
まずは治療です。そして、きちんとした歯磨きの習慣をつけましょう。また、義歯やブリッジも汚れがつきやすいので、自分の歯以上に歯磨きは念入りに。
3.舌苔
成分は歯垢と同じようなもので、舌に白い苔のように付きます。 舌苔が付いたていたら、やわらかいタオルやハブラシで取り除きましょう。
4.唾液の減少
口の中は常に唾液により自浄作用が働いています。この唾液が少なくなった時に口臭が強まることがあります。朝起きた時の口臭がこの代表的なものです。
他にも緊張して口が乾いた時、女性の月経・妊娠時期などがあげられますが、これらは生理的口臭と呼ばれ、特に心配はありません。