2016年2月号
喰いしばり・ねこ背
ある程度の時間が過ぎると「あ~ぁ、疲れた!!」と言って、背伸びをする。 肩はコチコチ、首は上手くまわりにくい、肩や顎がポキポキと音が鳴る。 本当に大変な姿勢で、仕事を続けられていると思います。
顎が固まってしまうと、大きな口が開けられず、食事も噛みにくくなって、辛い状況になりますね。
当院に来られる若い方の中に、そんな顎関節症の患者さんがとても多いです。
「歯ぎしり」というと、夜に寝ている時に音を立てるイメージがありますが、 実際はぐっと喰いしばって音を立てない「喰いしばり」(クレンチング)もあります。
寝ていても、昼間のストレスを解消しようとぐっと噛みこんでしまっているのです。 だから、朝起きた時、よく眠っていたはずなのに、肩や顎がだるいという症状が出ます。
こんな時には、当院の治療としては、まず、ソフトな厚みのあるマウスピースを作製し寝ている間に装着してもらうことで、深く噛みこむことを少し回避します。
でも、これだけでは根本的な解決はできません。
そのような場合、喰いしばっている人はお口(口腔)というスペース(空間)が小さくなっているので、これを拡げてあげる事が大切です。 お口の動きが制限されているので、下顎を前後や左右によく動かす、下顎を支えている筋肉を少し刺激して、ゆるめてあげることが大切です。
顎関節症は、日常の生活習慣によっておこっている場合が多いです。
PCやスマホをする方は、常に口腔を拡げるように顎の運動をしましょう。
当院では、愛知県の月見歯科クリニックの佐藤青児先生が考案された、 によって、喰いしばりや顎関節症による痛みや、肩こり、ねこ背までも改善していくことを指導しております。
仕事に夢中になることも大切ですが、使った身体をしっかりケアして、元の状態にし、仕事もプライベートもON・OFFをはっきりとさせて、充分に時間を楽しんで生活できるようになって頂きたいと思っています。
幸せな健康生活の為には、まず口腔を拡げ、整えるところから始めましょう。
さとう式リンパケアは、インストラクターの江上浩子が当院3階にて、講座を開設しています。お問い合わせは、受付までお電話下さい。