2018年4月号

お子様の治療についてのご案内

親子分離治療(4歳以上のお子様)の推奨

当院の方針
治療時に保護者様が同室されますと子供は甘えて泣いて訴えを起こしたり、依存しやすい環境を与えます。その結果、自立するきっかけを失っているお子様が多数いらっしゃいます。小児の虫歯への取り組みは虫歯の予防と虫歯を治すことにあります。小さなお子様の場合治療したくても上手に口を開けてじっと出来ないことがあります。
当院ではそんな時、歯科恐怖症にならないように、無理やり治療はしません。何でも削ってつめてしまうのではなく、治療に慣れること、お子様の意思で口を開けてくれること、ご家庭での予防を優先させます。
(治療の計画・説明・ご質問等は同室に支障ありません。)

ご家庭でのお子様への言葉かけ
「痛くないよ」とウソをついて連れて来るのはお控えください。
「治療しないで夜中に泣いても知らないからね。」「もー、ちゃんとするって言ったでしょ。」とか子供を追い込むような言葉かけも控えてください。
多少は我慢して、嫌でも治療に協力し、自ら口を開けないといけないのが歯科治療です。必要に応じ麻酔注射をしないといけないのも歯科治療です。
「少しは大変だけど頑張って取り組もうね。」「先生に治してもらおうね。」「きちんと治して、元気に遊ぼうね。なんでも噛めるようになろうね。」「ほかの誰よりもお利口さんにしようね。」など前向きな言葉かけを家族ぐるみでしてあげましょう。
遠回りのように思えても、子供の自発的な協力を育むことが何より大事であり、それが一番の近道であると考えています。それと治療が終わったら必ず出来たことを褒めてあげて下さい。それがお子様の自信に繋がり、きちんと治療を受けれるようになるものと考えています。