2019年9月号

40歳男子を脅かす口内トラブル

身だしなみに気を遣う40歳男子には、スーツの着方もスキンケアも知っているけど、なぜかお口は適当にしがちな人がいるみたい。 放っておいたらこの先後悔すること間違いなし!

お口の2大トラブル 歯周病とドライマウス

歯周病を防ぐにはまずプラーク除去!

歯周ポケットの深さ4mm以上は歯を失くす危険信号!

歯周病の原因菌は、口の中にいる細菌が歯に付着したプラークに潜んでいます。歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットをきれいにしていないと、そこに多くの原因菌が蓄積して歯肉炎を引き起こし、歯を支える骨を溶かしてしまいます。一般的に歯周ポケットの深さが3mm以内であれば健康、4mm以上だと要治療となり、40代の約45%がそれに該当することが判明。 プラークの発生を予防するには定期的に行う正しいブラッシングとフロスや歯間ブラシを使う歯間掃除が必要です。自分の歯の状態を知り、正しい歯みがきを学ぶために、あらためて歯科医院を訪れることをおすすめします。

ドライマウスには“よく噛む”が効果的!

口内フローラ同様、だ液の分泌量は人によってさまざまですが、ドライマウスになる原因は日々のストレスやそれに起因する喫煙、薬の服用(成分による)、そしてよく噛まずに慌てて食事をとる“飲み込み食べ”により、だ液が出づらくなってしまうものです。だ液は口の中の酸性状態を中和するためにとても重要。いちばんの予防・解決法は、小さい頃に親から言われたように「ひと口で30回以上噛むこと」。消化を助け、あごを鍛えるほか、だ液腺を刺激して分泌をうながしてくれます