2019年10月号

口臭・歯周病が消える!歯みがき◯✕チェック

「起床後」と「就寝前」が歯みがきのベストタイミング

歯みがきは起きてすぐに。歯みがきの一番の目的は、食べかすを取ることではなく歯垢を取りのぞくこと。口内細菌は寝ている間に増殖し、歯垢として歯に付着しています。歯垢を放置すると歯周病になり、細菌が全身に巡って糖尿病や脳梗塞、認知症などを引き起こすことも。起床後、まずは歯みがきで歯垢除去を。

△歯ブラシは毛先が開いてきたタイミングで交換している

毛先が開いていなくても1ヶ月に一度は交換を

毛先が開いてきたら換えるのは基本ですが、たとえ毛先が開いていなくても毛束の根元には細菌がたまりがちに。汚れた歯ブラシで歯をみがくと菌を体内に取り込むことになるため、1ヶ月に一度は歯ブラシを交換しましょう。

✕朝起きたら水を1杯飲み、朝食後に歯をみがく

口内細菌は就寝中に増殖。起きたらまず歯みがきを!

寝ている間、膨大な数の口内細菌が増殖しています。そのまま水を飲むと、細菌が全身へ回り、糖尿病や脳梗塞などの病気につながる可能性が。起床後はまず歯をみがき、口内の細菌を除去しましょう。

✕時間短縮になると思い、ヘッドの大きな歯ブラシでみがいている

大きなヘッドで小さな歯はみがきにくい。目安は2cm以下

歯の1本1本は小さいため、大きな歯ブラシでは、みがき残しが出てしまいます。口腔ケアでは「小は大を兼ねる」が基本。ヘッドの長さは2cm以下、歯周ポケットにあてることを考え、硬さはふつう〜やわらかめを選んで。

✕歯が黄色いので美白効果のある歯みがきを使っている

歯の色はエナメル質の厚みで変わる。みがきすぎは逆効果

歯の色は、エナメル質の厚みと質で決まります。個人差があり、加齢ですり減るので、多少の黄ばみは自然な現象。美白をうたった研磨剤入りの歯みがき剤で磨きすぎると、逆にエナメル質を削ることに。気になる時は歯科で相談を。