2025年5月号

「盲孔(もうこう)」を放置するとむし歯になります!

盲孔(もうこう)
お子様の生えてきたばかりの歯に生まれつき小さな穴が開いていることがあります。
一見むし歯にも見える小さな穴ですが、実は「盲孔(もうこう)」かもしれません。

口内炎になったら

盲孔って⁉︎

盲孔(もうこう)が出現しやすい歯
生えたての歯に最初から開いている穴のことを「盲孔(もうこう)」といいます。
盲孔は中央4本の前歯と下顎の6歳臼歯に出現しやすく、放置しておくとむし歯の原因になります。
また、盲孔は歯の裏側に出現することが多く、保護者の方でも気付きにくいのが特徴です。

盲孔の対処法


盲孔にはシーラントによる処置が有効です。
シーラントは歯に生じた穴を埋めるむし歯予防法で、これにより盲孔を塞ぐことが可能です。
さらに、シーラントは保険適応なので、経済的な負担にもなりづらい処置です。

盲孔の中に汚れが溜まると深いむし歯になりやすく、悪化した場合は神経を取るような処置が必要になります。特にお子様の歯はむし歯になりやすく、大人よりも進行が早いのが特徴です。歯科で定期的なチェックを受け、健康な歯を保つよう心掛けましょう。