2025年10月号

40代は「お口の曲がり角」

40代は、体の変化とともに「お口の中」も大きく変わり始める年代です。若い頃はむし歯に悩んでいた方も、40代以降は歯ぐきのトラブル=歯周病が増えてきます。
「歯はしっかり磨いているのに、なんとなく口の中がすっきりしない」「歯ぐきが下がってきた気がする」など、変化を感じていませんか?


自覚症状が出にくい歯周病に注意

歯周病は痛みなどの症状が出にくいため、気づかないうちに進行してしまうことも少なくありません。
気づいた時には「歯がグラグラする」「口臭が気になる」「歯が抜けそう」という深刻な状態になっていることも。40代は仕事や家庭の役割で忙しく、自分のケアが後回しになりがちです。そのため、気づかないうちにお口の健康が後退していることもあるのです。


「むし歯ゼロ」でも安心できない?

「むし歯はないから歯医者に行っていない」という方も、ぜひ一度チェックしてみてください。
歯周病はむし歯とは違い、毎日のブラッシングだけでは取り切れない汚れが原因で起こるため、プロによるクリーニングや歯石除去が欠かせません。また、加齢とともに唾液の分泌が減り、口の中が乾きやすくなることで細菌が繁殖しやすくなります。これも歯周病や口臭につながるので、口腔環境の悪化を防ぐために定期検診を受けましょう!