2026年1月号

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎 逆流性食道炎は胃酸の逆流によって引き起こされる病です。 胃酸というのは強力な酸、塩酸です。この胃酸は食物を分解し、栄養を吸収しやすくします。胃の粘膜自体には酸から守る防御が働いています。
一方、食道の方は胃との継ぎ目が弁になっています。通常は閉じていますが、食べ物を飲み込んだとき開きます。なので、胃酸は通常、食道には上がりません。しかし、食道は胃酸に対する防御がないので、下部食道括約筋が効かなくなると、胃酸の逆流で炎症を起こします。これが、いわゆる逆流性食道炎です。症状は胸やけ、胃痛や喉の痛み、咳、げっぷなどで、原因としては暴飲暴食、食道ヘルニア、姿勢や肥満などが挙げられます。

酸蝕症との関係性

逆流性食道炎で起こった胃酸の逆流が口の中まで達し、酸蝕症を起こすことがあります。 酸蝕症の症状はエナメル質がうっすらとなくなっているものから、むし歯と見分けのつかないもの、かぶせものの脱離などさまざまです。また、放っておくと歯のかみ合わせが崩壊します。
治療についてはむし歯と同じようなものですが、原因である胃酸の逆流を止めなければなりません。そのため、内科の受診や生活習慣の改善が重要です。
このように、お口の中は全身の病気とつながっています。健康を保つためにも全身の検診とともに、歯の検診を受けましょう。