2006年7月号
歯力と眼力
年だから、仕方がない……そんな考えは一蹴!
今からでもあなたの「歯と目の力」は蘇ってきます!
歯を失う最大の原因が歯周病です。しかし、「成人の80%以上がかかっている」といわれているにもかかわらず、歯周病は甘く見られがち。歯茎の腫れも歯茎からの出血もそのうちおさまる、そう思う人が多いからでしょう。確かに、歯周病の初期症状は歯肉炎という歯茎の腫れ程度のごく軽いもの。痛みもほとんどありません。けれども、何の処置もしなければ、確実に症状は進行して歯をぐらつかせ、歯を失うことになってしまいます。歯周病は、成人の6人に1人が患者かその予備軍である糖尿病を悪化させる可能性があることも明らかにされてきています。逆に糖尿病患者は歯周病になりやすいということはよく分かっています。
目を失う……。糖尿病は悪化すると、失明の危機にもたらされます。目の底にある網膜という部分の血管が悪くなって視力が弱まり、その部分から出血が起こると、失明してしまうことがあるからです。糖尿病から白内障を患うケースも多く、ものを見るということが、当たり前にできなくなってしまします。
この恐怖の連鎖は、なんとしても断ち切りたいもの!年をとれば肉体は衰えます。けれども、それを素直に受け入れていいのでしょうか。ため息に健康はついてきません。
「歯力」と「眼力」をつけて、恐怖の連鎖を断ち切りましょう。そして、若さと元気をもう一度からだに呼び込み、真の健康を手に入れましょう。