2025年11月号

親知らずはいたずら好き？

どんなに一生懸命磨いても、物理的に歯ブラシが届かない箇所があります。
そのため汚れが溜まりやすく、むし歯や歯周病になるリスクが高いです。

親知らずは非常にむし歯になりやすいため、隣接する歯を道連れにむし歯にしてしまうリスクが高いです。

親知らずが斜めや横向きに生えていたり、歯肉が被ったままになっている場合は、炎症を起こしやすいです。

親知らずの周りに汚れが溜まることで、手前の歯を支える骨が溶け、歯周病になりやすいです。

親知らずの周りに溜まった食べカスが発酵し、口臭の原因になります。また、歯肉に膿が溜まっている場合も臭いのもとになります。

噛み合わせの親知らずが生えていない場合、向かいの歯肉や、頬の粘膜を噛んでしまい、腫れや炎症の原因となります。

親知らずが手前の歯に食い込むように生えていると、手前の歯の根っこが溶けてしまうことがあります。

親知らずに押された歯が移動し、歯並びに悪影響を及ぼします。

親知らずによってあごに負担がかかると、あごの関節が痛む、口が開けにくくなるなど、顎関節症の症状があらわれます。

親知らずがあごの深いところに埋まっていると、何らかの外力（転んだ・殴られた等）が加わった時に、あごを骨折する可能性があります。

診療科目