2023年5月号
「歯ぐき年齢」を15歳若返らせる!
「噛まないメニュー」が歯ぐきの劣化につながるリスクになります。歯ぐきも使わなければ下がったり、痩せたりします。食事はオムライスやカレーライスといった“飲み込むように食べる”ものを避け、玄米や生野菜など食物繊維の豊富な食材をよく噛んで食べましょう。咀嚼回数を増やすと歯ぐきの劣化だけでなく、だ液の分泌が促進され、口腔内が殺菌されるため歯周病菌の増殖や口臭を抑えます。
また、日々の口腔ケアもとりわけ重要です。デンタルフロスや歯間ブラシなどを用いて、歯と歯の間をケアする習慣をつけましょう。歯周病、口臭、むし歯などのトラブル予防になります。口が乾きやすい方は指で歯ぐきをマッサージしてだ液分泌を促すことも効果的です。
その上で行いたいのが「毒出しうがい」です。汚れが口の中に長時間留まらないように、飲食をしたらすぐにゆすぐように心がけ、歯磨き後も歯ブラシで除去したバイ菌や食べカスをしっかり吐き出すよう、うがいをしましょう。
歯磨きのやり方にも注意が必要です。強くブラッシングすると、歯ぐきが傷ついて縮んだり下がったりします。すると歯が伸びたようになって見た目が悪くなり、老化が進みます。さらに歯の根元がむき出しになると、知覚過敏や根元のむし歯が増える原因になります。