2023年8月号

むし歯をつくらない!おやつの知恵

子どもは成長するために多くのエネルギーを必要としますが、 まだ消化吸収力が未熟なため、1日3回の食事では必要な栄養量を摂りきることが出来ません。そこで、足りない栄養を補うために欠かせないのが「おやつ」です。実は「おやつ=お菓子」 ではありません!子どもをむし歯から守るためにも、成長期のおやつの役割を理解して上手に取り入れましょう。

カルシウムたっぷりおやつ

煮干し・牛乳・ゆで卵・ヨーグルト・チーズ
朝・昼・夜の食事で不足しがちなカルシウムは、おやつで積極的に補給しましょう!砂糖が含まれていないため、むし歯予防の面からもオススメです。

カミカミモグモグおやつ

りんご・するめ・おせんべい・野菜チップス
硬いおやつは、咀嚼機能が身に付き始めた3歳頃から積極的に与えていきましょう。手に持ってカミカミモグモグすることで脳を刺激し、消化を助け、あごの発達も促してくれます。

甘くないおやつ

おにぎり・ホットサンド・さつまいも・お好み焼き
小学校3〜4年生以上になると活動量が増え、ボリューム感のあるおやつが欲しくなります。具のたっぷり入ったおにぎり、サンドイッチ、お好み焼きなど、栄養のバランスを考えておやつを選んであげましょう。

おやつの与え方三原則

1.おやつの時間を決める

子どもが欲しい時におやつを与えていると、偏食や食生活リズムが乱れる原因になります。おやつは時間を決めて、規則正しく与えましょう。

2.組み合わせを考える

チョコレートと乳酸飲料、ドーナツとジュースなど、甘いお菓子+ジュース類の組み合わせはむし歯や肥満のもとです。ジュース類もお菓子の一環として食べる量・時間を守ることが大切です。

3.1回に食べる量を決める

市販のおやつを袋ごと与えたり、ジュースを1本丸ごと渡すのはむし歯のリスクを高めるダラダラ食いのもと。必ずお皿やコップに移し替え、適切な量を守りましょう。