第17回EBAC合同研修会
今年も、シェラトン都ホテルにて、全国の口臭外来EBAC会員の合同研修会が開催されました。
総勢400名ですので、本田先生のスタッフさん達も、準備もほんとに大変だったことと思います。
午前の研修は・・・
唾液分泌を促進するための、本田先生指導開発の新製品タブレットの内容を教えていただきました。
口臭のストレスを持つ人は、自分の口臭を出さないように一様に口を閉じ、舌も止まって奥歯が接触しています。
これによって、安静時唾液の分泌量が減少するために、口臭を発しやすくなります。
奥歯が接触(食いしばり)しないようにするには、斜め上を向くことで、空洞ができ、噛み締めなくなります。これによって舌を動きやすくし、頬や顎の筋肉も緩めて唾液腺を刺激し、唾液分泌を促します。
シェーグレン症候群などで、もともと唾液の出にくい病気をお持ちの方も、タブレットを併用することで、改善がみられます。
ところで、令和元年11月に、本田先生が、口臭治療専門の「E.Breath Clinic心斎橋」を開業されました。
全国のEBAC会員を代表して、本田先生に、祝辞を述べさせていただき、お祝い目録をお渡しさせていただきました。
午後は、今、医療界で着目されている「水素ガス」の話です。
活性酸素にもいろいろ種類がありますが、特に毒性の強い「ヒドロキシラジカル」を、水素ガスは特異的に攻撃します。
よって、発癌物質等の生成を抑える働きがあります。日常的に、水素ガスを吸うことで、次第に効果が見られます。
劇的変化はありませんが、徐々に循環がよくなったりするので、様々な病気に対応できるものとなりそうです。何よりもアンチエイジング効果はありそうです。
口臭だけでなく、お口を入り口として、予防医学的な発想で皆様のお役に立てるように、新しくて正しい効果のあるものを取り入れていきたいと思いました。
帰り際には、東京から来られている近藤歯科医院のご夫妻と、慰労の会です。
今年も師走となりましたので、皆様もお忙しいと思いますが、ご自分のための時間をとって、歯のクリーニングやチェックにお越しくださいね。
by 江上一郎・浩子