憧れの若冲
コロナ禍になってから、初めての観光に出かけました。
医療従事者としては、なかなか他府県に出るのは躊躇われるのですが、
今しかないチャンスは、やはり逃せません。
東京から出ることのなかった、宮内庁三の丸尚蔵館・所蔵の名品の数々、
「皇室の名宝」が京都国立博物館で開催。
コロナ禍で人数制限があるため、早速にオンライン予約しました。
入場者が少なそうなお昼時をねらって、11時30分に予約。
博物館前に着いたのが11時だったので、その待ち時間に、
お向かいにある国宝「三十三間堂」の拝観。
台風一過の良いお天気です。修学旅行生もたくさん来ておられました。
1001体もある千手観音像、30体の風神雷神像などの像がありました。
お顔も姿も一体一体が違っています。これを守り継がれていることが素晴らしい♪
予約どおりに京都国立博物館に入場。
院長は、書道を習っていたので、7~8世紀の王羲之筆や江戸時代の尾形光琳筆などがお気に入り。
私は、字のことは分からず・・・
狩野永徳や狩野探幽筆の屏風
お目当ては、伊藤若冲筆の「群鶏図」「老松白鳳図」
円山応挙筆「牡丹孔雀図」
近寄って、3度も同じところを回って、穴が空くほど観せてもらいました。(大満足)
筆のタッチが繊細で優美で躍動感があり、透明感もあり、素晴らしい♬
構図が、全体に広がりを感じさせ、この世のものでは無いものが、この世に存在するかのように描かれている。
このチャンスは、めったにありません。
天皇陛下のご即位を記念して、皇室ゆかりの地である京都で開催されているからです。
前期は11月1日まで、後期は11月3日~23日まで。
展示品が入れ替わるので、お見逃しのないように。
帰り際には、公式キャラクターの「トラりん」もマスクと着物姿で登場!!
天皇家の1000年以上にわたる歴史を感じられ、
日本で育まれてきた宮廷文化を少し身近に思えるひとときでした。
by 江上浩子