EBAC近畿ブロック研修会
今年も、口臭治療のほんだ歯科提携クリニック(EBAC)・近畿地区の先生方が集まって、本田俊一先生講義による研修会が開催されました。
今回は、「口臭症」という、自分の口臭について悩んでいる人達の多くが自律神経障害をかかえている事に対する、アプローチの仕方・カウンセリングの方法をより深く学びました。
口臭で悩んで来られる方の
?思うように唾液をコントロールできない
?唾液がくさい
?口腔粘膜が乾燥している
これらは、基本的な病気(器質的疾患)が無ければ、口の自律神経障害です。つまり、口腔のシステム異常であり、口の中のホメオタシス(恒常性)がうまく機能していないということです。
また、口臭患者さんは、下記の悩みの3原因を持っておられます。
?わかってもらえない
?なぜ?(原因)
?どうしたらいいか?(対処)
そして、口臭ケアによって無臭になっても、口臭治療の終わり(治癒)ではなく、いい状態(寛解)が常に保たれるようにケアと検診を続けていくことが必要である・・・という事を理解してもらう。
お口の「デオドラント」は、現代社会では、エチケットとしてとても大切なことです。
そして、「唾液」は、血液と同じに大切なもの。
血液を流し続けているのは「心臓」。
では、口の中で心臓のように24時間動き続けている臓器は・・・??
「歯」ではありませんね。(笑)
そうです・・・「舌」です。あなたが眠っている間じゅう、無意識下で動いている。そして唾液を口腔内に循環させているのです。「舌」は干からびてはいけない。唾液が出なくなったら、3日で死ぬ。
「舌」は「口の心臓」です!!
当院に来られる全ての患者さんに、唾液や舌の重要性をもっともっとわかってもらいたい、そして、口臭に対する不安や悩みもすべて解決させていただきたいと思いました。
「舌」のことは、「あした」にしてって、言わないでくださいね。(笑)
by 江上浩子