印象に残るハンコ屋さん
先日、印鑑を作製するために、
曾根崎にある「印象堂」を訪れました。
45年前から作っていただいている
阪急三番街の「印象堂」が閉店していたので、
今回、初めて本店のほうまで出向きました。
行ってみると・・・
「すごい趣のある古民家」のようなお店です。
入ってみると、ショーケースに印鑑がずらりと並んでいました。
しばらく待っていると、奥から店主が出てこられました。
印鑑の種類等々をお話しして作製していただける事になりました。
終わってから、お店の天井を見てくださいといわれ、上を見ると・・・
龍の彫り物があり、眼がライトで光るようになっていました。
他にも天女のものがあったり、表に出ると
文字の部分も全部彫刻されていました。
さすがにハンコ屋さんだけのことはある😄
80歳になられる現店主は、「人間国宝さん」というテレビ番組にも出演されたそうです。
昨今、サインのみで、印鑑は省略する方向にありますが、
日本の伝統文化のひとつとして、残っていってほしいものです。
また、何でもAIで機械化される世の中ですが、
こういう伝統を担ってくださる若者も育っていただきたいですね。
細かい仕事は歯科でも同じですが、技工物は器械でできても
お口の中だけは、なかなかロボットにお任せできませんね。
by 江上浩子