SPTトレーニング
SPTとは、歯科用語で「歯周病安定期治療」Supportive Periodontal Therapyの略です。
歯周病の治療をし、「病状安定」となった歯周組織を維持するための「治療」のことで、
一般的な歯のメンテナンスとは違っています。
今回は、歯科衛生士のための「SPTトレーニングコース研修」を
受講させていただきました。
衛生士が、スムーズに患者さんの歯石除去を行うには、まず、自分の姿勢が重要です。
自分に負担が少ないことが、患者さんにも力が入らず、楽に施術を受けてもらえる態勢です。
身体の主軸をしっかりとして、手は優しく、支えの指の位置など、
全身に神経を集中して「楽」な状態を作り、
口や歯の状態によって、超音波スケーリングの先端に取り付けるチップを選択。
実習では、患者さんに負担や痛みも無く、スムーズに優しくできるように、
その当て方の感覚を学びました。
✿DH亀井
SPT研修講義では、チェアサイドの姿勢から始まり、
患者さんに痛みを与えない治療というのは、
基本をきちんと正すことでできるのだと分かりました。
また、他院の衛生士さんとも交流できて、
①どうしたら、継続的に来ていただける?
②日常的に使っている器具、
③勤務している医院の規模や院長&スタッフ
などの話ができて、とても有意義でした。
当院では、SPT(歯周病安定期治療)を行っておりますので、
治療終了後も、お口の中を安定した状態で維持していただけるように
継続的に通院してくださいね。
皆様に安心してお任せいただけるように、セミナ-で学んだことを
充分に生かして施術していきたいと思います。
✿DH湯谷
歯科衛生士になって2年目ですが、教科書どおりに決まった手順で
施術することが重要だと思っていました。しかし、今回の研修では、
患者さんそれぞれに合った行程を選択することの大切さを
学ばせていただきました。
まず、ポジショニングや姿勢、持ち方などの基本がしっかリしていないと、
患者さんの痛みに繋がると知りました。あやふやになっていた部分を
あらためて確認し、学び治すことができ、ほんとに良かったです。
実習では、いつも行っているのとは全く違い、器具の持ち方も難しく
苦戦しました。ご指導いただいた先生も、しっかり持てるようになるまで
1年かかったとのことですので、私も早く感覚をつかんで実践できるように、
毎日練習しようと思いました。