口腔筋機能療法セミナー
口腔筋機能療法(MFT)セミナーを受講してきました。
最近、保育園や小学校に歯科検診に行っても、
虫歯の数はとても減っているのですが・・・
顎の発育が悪く、歯並びが歪んでいる児が多いのです。
原因は、もちろん、しっかり噛めていない食生活にも問題がありますが、
一番の原因は、「ぽかん口」です。
つまり、鼻呼吸ができておらず、口呼吸になっています。
姿勢も悪く、このままでは、歯並びだけではなく、
将来の健康的な成長にも影響します。
厚生労働省も、年配はオーラルフレイル、
乳幼児は「口呼吸が8割」と言われるなど、
この点を重くみて、歯科においても口腔機能を整えるようにと
保険に組み込まれました。
実際に、介護の方の場合、誤嚥性肺炎を予防する機能訓練が必要です。
お子様の場合は、「口を閉じる」ことによって、脳への酸素供給や唾液分泌もが増え、
姿勢改善することによって、免疫力の強い児に成長してもらおうという主旨があります。
我々、歯科界は「歯」だけを診るのでは無く、「口腔全体の機能」を診る。
そして、未病の状態から、病気の無い健康体を維持できるように指導していく。
医科にかかる前に、予防できるようにアドバイスしていきたいと思います。
まずは、「あ」の口、「い」の口が、正常にできているかどうか・・・
「えっ、そんなん、簡単や。」
と、思いますが・・・
特に、歯並びの悪いお子様は、当院でしっかり検査させていただきます。
セミナー後は、みんなで「うどんすき」で打ち上げ。
by 江上歯科スタッフ