神戸・大ゴッホ展

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神戸市立博物館で開催されている「大ゴッホ展」
オランダのクレラー・ミュラー美術館に所蔵されている
ゴッホの作品56点とその他作品17点が展示されています。

朝9時30分の開館前に行きましたが、大勢の人が順番待ちをされていました。
チケットは購入済みでしたので、10分ほどで入場できました。

館内も大勢おられて、なかなか作品を前でじっくり観ることは叶わず
音声ガイドに従って、番号順に観ていく感じでした。

ゴッホが宣教師をあきらめて、絵を描き始めた「オランダ時代」は、
農民など働く庶民を描いていましたが、暗い感じで、
絵から、当時の人々の地道で力強い「労働」や「忍耐」を感じます。

転居した「パリ時代」には、いろんな画家に影響を受けて、
画風がガラリと変化。

明るい色の対比や構図の取り方、点描画にも刺激をもらい、
有名になったゴッホ独自の描き方になっていきます。

アルル時代には、今回の目玉である「夜のカフェテラス」で、
灯りの「黄色」と夜空の「濃い青色」の対比で、素晴らしい表現に辿り着きました。

私はこの作品とは、2度目の対面ですが、
もう一度じっくりと、美しい構図と色の対比を眺めさせてもらいました。

20年前にアルルを訪れた時には、この「Cafe Van Gogh」が、
営業していました。(残念ながら2024年に閉店してしまったようです)

思い入れ深いゴッホの作品に、再度お目にかかれ、
ほんとに嬉しい時間でした。

帰りに館内1階のカフェに入って、カフェラテを注文。
大容量のカップに山盛りの泡。
ゴッホ作品の映像を頭に整理しながら、いただきました。

次回は、「アルルの跳ね橋」の作品が来日するようです。
皆さんも、是非鑑賞にいらしてくださいね。

by 江上浩子

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