2020中津保育園歯科検診
延期になっていた中津保育園の歯科検診に行ってきました。
0~6歳児150名の園児を、理絵先生が順番に検診されます。
私は、記録係です。
0~1歳児は、まだ生え立ての歯なので、むし歯はありませんが、
きちんと生えているかどうかの確認をします。
保育士さんは、背中に負ぶいながら前に抱っこもされ、ほんとに重労働ですね。
お疲れさまです。
折しも「七夕」の時期だったので、笹の葉に短冊がぶら下げてありました。
2~3歳児になると、そろそろ指しゃぶり、磨き残しの歯垢が付いている児などが見受けられます。
たまに、2個の歯が1個に融合して生えてくる「癒合歯」や、
1個の歯が2個に分かれている「過剰歯」もあります。
乳歯が生え揃っていなかったりするので、お口の中をしっかりと観ながら、記録します。
3~4歳児では、むし歯が出来はじめたり、歯並びの悪い子や、噛み合わせが良くない児などが見受けられます。
むし歯が治療されている歯(処置済歯)と、放置されている歯(カリエス)があるので、それを記入していきます。
理絵先生の検診のスピードが速いので、ちょっとパニクってしまい、
そのスピードに付いていき、きちんと記録するだけで必死です。(汗)
しかも、近視メガネではなく、老眼鏡ですから・・・(悲)
4~6歳児になると、かなりむし歯が多い児も見受けられます。
昔は多かったけれど最近は見かけない「みそっ歯」と言われる、多発性う蝕のお子さんも2名ありました。
やはり、食後や寝る前に歯磨きをしないという、家庭での生活習慣が問題だと思われます。
他にも、噛み合わせの悪い児も多く見られました。
噛み合わせが上下逆になっている「反対咬合」。
永久歯が生えてきているのに、乳歯が未だ抜けていない、もしくは抜いていない児。
噛み合わせがとても深い「過蓋咬合」
奥歯は噛んでいるのに、前歯が噛み合わずに開いている「開咬」
噛み合わせが、左右の上下が逆になっている「交差咬合」
上の前歯が前方に突出している「上顎前突」
乳歯の段階で、下顎の発育ができず、屏風のように折れ曲がった歯列。
様々な噛み合わせがあり、これは、歯科医師の指導の下に、
「食生活習慣」と「舌の動き」や「姿勢」を変えることで、歯並びも変化させていくことができます。
こういう場合は、6才からの小児矯正もしておりますので、また、理絵先生にお尋ねください。
検診終了後には、バラ組さん(5~6歳児)が、水遊びをしていました。とっても楽しそうでしたよ。
私たちは、飲み物と果物を出していただき、終わって「ホッと一息」させていただきました。
いろんなケースがありましたが、昔に比べるとむし歯のお子さんは確実に減っています。
ただ、噛まずにご飯を急いで飲み込むような食生活が多いので、
しっかりゆっくり噛んで顎を成長させ、正しい噛み合わせになっていただきたいと願います。
by 米山