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親知らずの含歯性嚢胞


第三大臼歯を、一般的に「親しらず(智歯)」と呼びます。
最近のお子様達は、よく噛まなくてもよい、ハンバーグ・カレーライス・スパゲティ・うどん等を召し上がる機会が多いと思います。そのため、顎が発育せずに、大人になってから生えてくる「8番」と呼ばれる一番奥の歯が、真っ直ぐに生えてきません。埋まっていたり(埋伏智歯)、横向いていたり(水平埋伏智歯)している方がほとんどです。

この埋伏智歯は、顎の骨の中でじっとしててくれれば、何の問題もありません。「寝た子を起こすな」的発想で、顎に埋まった地雷のような感じで、そっと置いておけばいいのです。
が・・・
むくむくと起き上がってきたり、前の歯を押してきたりすると、炎症や痛みが出て、当院に来院されます。
この場合は、症状が表れてから、抜歯になる場合がほとんどです。

ところが・・・
日常は何の症状も無いけれど、
なんとなく顎周囲が、じわっと腫れぼったい感じということで来られて、パノラマレントゲン撮影をすると、
水平埋伏智歯の周囲に、風船のような袋(嚢胞)の画像が見られます。
これを、「含歯性嚢胞」(がんしせいのうほう)と言います。

本日も、昨日も、初診で来られ、レントゲンを撮って発見されました。
基本的に、含歯性嚢胞を手術して取ればいいのですが、嚢胞が大きな場合は、病院をご紹介し入院していただくことになります。

日常的に症状が無くても、歯科検診時にレントゲン撮影をして、顎の様子も確認しておくことは重要です。
やはり、きちんと数ヶ月~半年毎の検診を欠かさずしていただくのが、より良い予防歯科ですね。

by 江上一郎

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