連作の情景・モネ展

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中之島美術館で開催されている「連作の情景・モネ展」に行ってきました。
とても人気があって、中之島美術館始まって以来の30万人越えの来場者だそうです。

一回目は、平日の午後にひとりでゆっくり鑑賞しました。
この時は、チケットを買ってすぐに入場できました。

同じような場所や風景を、時々刻々変わっていく光や色、
天候や季節によって見える世界が変化していくのを描いたのが、連作の面白さ。
「光と風と水」の捉え方がとても趣があって、
鑑る人を飽きさせない魅力に溢れています。

睡蓮の連作が有名で、あちこちの展覧会で1~数点鑑られるのがやっとです。
今までに、約70点ものモネ作品ばかりが集められたことはないと思います。
史上初ではないでしょうか?

しかも、最後には何点かを写真に撮ってもOKというサービス!!
ビックリ仰天の展覧会。

孫も行きたいというので、2回目は孫と一緒に日曜日に出かけました。
ひゃぁ~~!!ものすごく並んでいます。
美術館を取り囲むように「列」が続いていて、会館の中には入っても
まだ折れ曲がって列が繋がっています。
ぞろぞろと、入場まで40分待ち・・・

音声ガイドを借りて、再度モネを別の角度から視てみようと
じっくりと遠目から眺めました。



孫も凄い来場者にビックリしながらも、連作を楽しんでいました。
「初めて鑑て、どんな感じやった?」
と尋ねると、
「うん、水に映る景色の描き方が凄いなあ。
近くで観たら、さっと簡単に絵の具を塗っている感じで
水とはわからないけど、遠くから離れて観ると
水の表面に映っている感じや揺れている感じがよく分る。」
「そうやね~。モネの睡蓮も、水面に映る木々や空や風が感じられる。」
「睡蓮も、近寄って観ると何かわからんけど、遠く離れると、睡蓮とわかる。
ほんまに不思議や~。」

終わってからは、二人でトンカツを食べに行きました。
「美術展は、こんなに多くの方が興味を持つ、人気の作品をたくさん鑑て、
知識や視野を広げておくため。」と談義。

モネに浸る・・・ほんまに楽しい時間でした。

by 江上浩子

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