効果的なうがい
江上一郎院長の著書『すべての不調は口から始まる』から、「うがいの仕方」で
本の内容をそのまま「抜粋」する記事が配信されました。
都島区の耳鼻咽喉科医師・遠山祐司先生
『免疫入門 最強の基礎知識』(集英社新書)の記事です。
「これをやらないと逆効果」
うがいの消毒能力を高めるために必要な”ある習慣”
帰宅直後の「ガラガラうがい」はダメ
https://president.jp/articles/-/46416
<抜粋記事>
「日ごろ、これら(鼻の奥やのど ※著者注記)の粘膜は唾液などの粘液に覆われてウイルスや細菌を防御しています。しかし、歯周病原菌が放出するタンパク質分解酵素の『プロテアーゼ』などがそれらの粘膜を溶かし、インフルエンザウイルスが侵入しやすくなるのです。
すると、細胞壁がこじ開けられてウイルスが入り込み、仲間を増やします。そして別の酵素の『ノイラミニダーゼ』が周囲の細胞へと大量のウイルスを放出すると言われ、感染が気管へと拡大していきます」そのため、「インフルエンザの予防には、毎日の口腔ケアで細菌の数を減らすこと、口腔を清潔に保つことが有効となり、重要」であるとし、うがいの際には、「まずは、口だけをすすぐようにしてください。その後、歯磨きとのどのうがいをしてほしいのです。」と述べられています。
もうひとつ、うがいの目的で見逃しがちなことに「保湿」があります。のどが潤っていてこそ、殺菌や消毒の作用が働きます。のどの潤いのためのポイントは、唾液の作用とのどの奥の状態です。うがいの目的は、「唾液の作用を促すため」「のどの奥まで潤すこと」と考えてください。そこでまず、「してはいけないうがい法」を挙げ、その後に、「適切な方法」を紹介します。