海苔漁師ピアニスト
佐賀県の海苔漁師・徳永義昭さんは、52歳の時に
フジコ・ヘミングさんの弾かれるリスト作曲「ラ・カンパネラ」を聴き、
感動して「僕も弾きたい」と思われました。
それで、生まれて初めてピアノを弾き始められました。
たまたま、奥様がピアノ講師をされていたので、自宅にグランドピアノがありました。
楽譜が全く読めないので、コンピュータ鍵盤に指示されるとおり、
一音一音弾き始められました。
練習は、1日8~10時間。もちろん、独学です。
ご飯を食べる間も惜しんで没頭され、
弾けるようになるのが楽しくて仕方がないと続けてこられました。
「ラ・カンパネラ」は、ピアニストでも難しいという最難曲のひとつです。
それを、ド素人の徳永さんが最後まで弾き通されるということで、
話題になられ、今は全国を駆け巡っておられます。
今回、私が習っている森山純音楽教室の森山先生が、
シニア向けのピアノステップにゲスト出演していただけるという、
素晴らしい企画をされました。
もちろん、私もピアノステップに参加して、
亡き主人と一緒にワルツを踊っているイメージで・・・😢
ショパンのワルツOp64-2を弾きました。
ピアノステップの一番最後に、徳永さん登場!!!
すると・・・
ピアノを弾かれるのかと思ったら、「マジックショー」をするとか???
前座にて、聴衆の緊張も解けるようにとの配慮。。。さすがです。
客席をわらいの渦にしたら、ピアノが始まりました。
素晴らしい「徳永流・ラ・カンパネラ」。
静かに、聞き惚れました♪♪
その後、ご自分の自己紹介の会話と、映画「ひまわり」のテーマ曲を演奏。
ほんとに、凄いエンターティナーです。感動しましたぁ!!
現在、徳永さんの実話が映画化されています。
伊原剛さんが主役をされ、伊原さんも初めてのピアノにチャレンジされているそうです。
早ければ、今冬上映されるかもしれません。
徳永さんの素直で陽気で、集中力と芯の強さに圧倒されました。
皆さんが、「勇気と元気と活力」をいただける人だと思います。
また、注目してくださいネ。
by 江上浩子