つまようじ法セミナー
千里ライフサイエンスセンターで開催された
「お口の健康ネットワークセミナー・基礎編」
歯磨き「つまようじ法」のセミナーを、3人で受講してきました。
ハブラシの刃先がV字型になっている「Vセブン」で磨くことにより、
歯と歯茎の間の汚れを取り除くだけでなく、歯茎もマッサージされて
血行が良くなり、歯周病の予防になるという歯磨き方法です。
講演①これからの歯周病学の行方
講演②歯周治療と継続管理におけるつまようじ法
講演③つまようじ法と巡りあって
一日セミナーですが、昼にはお弁当もでました。
最後に、ブラッシング体験実習があり、まずは磨いてもらってその体感を覚えます。
終わってからのホットタイムには、3人で喫茶に立ち寄り、デザートをいただきました。
本日の講師の先生方も院長のお知り合いばかりで、とても楽しく学ばせてもらいました。
✿セミナー重要ポイント&感想✿
<長崎>
①ハミガキを毎日きちんとする
定期検診に行くことで、80歳以上でも20本以上の歯を残すことができる
②ハミガキで血が出たとしても、1週間もすれば出なくなる
嫌がる人や痛みに弱い人には、柔らかいV7ハブラシを使用
子供もつまようじ法で磨ける
③ハブラシの仕方
手首から動かさず、薬指を揃えて、肘から動かす
奥歯は歯と並行に、前歯・小臼歯はハブラシの先端で磨く
④ハブラシの手入れ
キチンと洗って乾かす(24時間)・・・乾かさないとコシがなくなる
1日3回磨くなら、3本要る
取り替え目安は、1本で1ヶ月
⑤歯が少ない人は、認知症・要介護になりやすいし、転倒しやすい
⑥受診者の8~9割が歯周病に罹患しているので、
主訴の治療と並行して歯周病治療もする
メンテナンスが何よりも大事
<湯谷>
①予防歯科のゴールは、数値の改善だけではなく、患者さんのQOL(生活の質)向上である
②8020運動は、80歳で20本の歯が残ることが目標であるが、
その数字だけでなく、しっかり噛んで使うことができることが大切
③患者さんにブラッシング指導をする際は、「伝える」だけではなく「伝わる」ことが重要である
気持ちよさやすっきり感を実感して、継続してもらうことを目標にする
<三浦>
つまようじ法という言葉も、やり方も知っていたつもりですが、
実際に学んで、つまようじ法の成り立ち、正確な磨き方、患者さんへの理解を促す説明の仕方など、
いろんな新たな学びがありました。
歯磨きに積極的でない感じの患者さんの場合でも、
どういう風に導くかを教えていただきました。
年代、性別、性格、捉え方、生活習慣など、様々な違いはあっても、
それぞれの症例を診て、その方に合った方法で
うまく指導してあげることによって、劇的な改善がみられることも知りました。
「歯茎の状態も引き締まって、歯の動揺もなくなって、スッキリするし痛みもなくなってくる」
のを体感していただくことが、ほんとに大切なんだと思いました。
試供品としてV7ハブラシ3種類いただいたので、
自宅で試して使って練習しているところです。
患者さんに、このハブラシの使い方をお伝えして、
すぐに実践して行こうと思います。
ハミガキをして欲しい方は、是非お声かけしてくださいね!!